院 長
理事長
干秋 貴昭
略 歴
平成15年 岩手医科大学歯学部卒 歯科医師となる
平成23年 岩手医科大学医学部卒 医師となる
北海道大学医学部(研修医)
平成25年 苫小牧市立病院 呼吸器内科
平成26年 KKR札幌医療センター 消化器内科
北海道大学 第一内科
平成27年〜30年
KKR札幌医療センター 消化器内科/糖尿病内科
平成31年 医療法人社団千寿会 千秋内科医院 副院長
令和4年 医療法人社団千寿会 千秋内科医院 院長・理事長
会 長
名誉院長
干秋 孝夫
略 歴
昭和32年 明治薬科大学卒 薬剤師となる
昭和43年 北海道大学医学部卒 医師となる
昭和45年 町立厚岸病院内科医長
昭和48年 国立登別病院内科部長
昭和51年 北海道大学大学院卒 医学博士学位授与
昭和52年 内科・小児科医院として開業現在に至る
・日本内科学会内科認定医
・日本臨床内科医会専門医
・日本臨床内科医会研修指定医
健康であるために
最近「メタボリックシンドローム」略して内臓脂肪症候群という言葉が人々の間でよく話題となり、健康な生活を送っていく上で注目を集めております。個々の生活週間により内臓脂肪の蓄積が永年にわたって過多であることにその原因が位置付けられており、数多くの成人病の発症・出発点であることから、厚生労働相が平成19年5月に発表した国民健康栄養調査結果によると、40~74才の男性の2人に1人、女性では5人に1人がメタボリックシンドロームにかかっているか、又は、その予備群であるとされています。
健康な体で現在世界一を誇る長寿国日本においても、これらの影響が既に出始めており、更にその拡がりはとどまるところを知りません。数多くの慢性的な疾病にかかってしまう前に、日常我々に人間の体から発している危険信号をいち早く見つけたり気づくことにより、その原因を除去し正常化することが健康維持の最大の秘訣でもあるのです。
現在各職場または市町村単位で実施されている健康診断では体が危険信号を発していないか、特に40代以上の人には精密な検査が行なわれております。年に一度は全員が、受診されることをお勧め致します。そして何らかの異常または疑いを指摘された場合は放置することなく出来る限り早い内に"悪い芽"を摘み取って下さい。実は、異常を指摘された各臓器の90%は悪性腫瘍は別としてこのメタボリックシンドロームに原因があると言われております。
メタボリックシンドロームの診断基準としてはおおよそ以下の項目により判定されます。
腹囲:男性85cm以上 女性:90cm以上(必須条件)
それにかえて以下の2項目以上
高血圧 130mmHg かつ/または 85mmHg以上
空腹時血糖値 110mg/dl 以上
中性脂肪 150mg/dl かつ/または HDLコレステロール40mg/dl以下
以上において判明した異常数値がある場合は、あせらず忘れず一つ一つ正常値に戻していくよう努力致しましょう。そして恐ろしい心筋梗塞、脳梗塞、糖尿病による重篤な合併症、腎不全、肝硬変、等々その他数多くの疾病から我が身を守りましょう。
メタボリックシンドローム対策が、まさに国民の健康寿命の延伸の鍵を握っているといえます。
以上のことから当院では、これらの早期発見と早期対策また早期治療を重点目標とすることにより「健康の維持と増進」強いては「生活の質の向上」にお役に立つことを願いつつ、昭和52年以来、47年間診療を現在も続けております。